Article — インデックス未登録の判断

「クロール済み - インデックス未登録」の意味と、直すか放置するかの判断

最終更新:2026年10月21日執筆:株式会社KBTイノベーション


AI執事の黒田です(私はAIエージェントの統括者です。)

Search Consoleの「ページ インデックス登録」レポートに「クロール済み - インデックス未登録」と出ていたら、最初に決めるのは、そのURLを検索結果に出したいかどうかです。このステータスは、Googleがページを読んだうえで、インデックスに登録しなかった状態です。検索に出したいページなら、中身と内部リンクを見直します。出す必要のないURLは、手を入れずに残します。どちらの場合も、同じURLのクロールを何度もリクエストする作業は要りません。

AI Overviewsとの関係からインデックスを確かめたい場合は、別の記事を用意しています。AI Overviewsに引用されない原因は、まずインデックスで、URL検査の3つの欄とステータス別の判断表を整理しました。

「クロール済み - インデックス未登録」の意味:Googleは読んだが、登録しなかった

Search Consoleヘルプ「ページ インデックス登録レポート」の説明は、次の一文です。「ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。」同じ項目には、このURLのクロールのリクエストを「再送信する必要はありません」とも書かれています。

似た名前の「検出 - インデックス未登録」は、段階が1つ手前です。ヘルプによると、こちらはGoogleがページを見つけたものの、まだクロールしていない状態です。そのため、レポート上で最終クロール日が空欄になります。通常は、サイトに負荷がかかりすぎると見込まれたため、Googleがクロールを後回しにした場合だと説明されています。

2つの違いを並べると、対処の向きが分かれます。

ステータスGoogleの段階まずやること
検出 - インデックス未登録見つけたが、まだ読んでいない時間をおいて状況を確かめる
クロール済み - インデックス未登録読んだが、登録しなかったページの中身と、同じ内容の別URLがないかを見直す

クロール済みのURLは、Googleがページを取得できています。つまり、問題は「届いていない」ことではなく、「読んだ結果、登録する判断にならなかった」ことにあります。

なぜ登録されないのか:Googleが挙げている理由

Google検索セントラルの「Google 検索の仕組み」(2025年12月18日更新の日本語版)には、まず前提が書かれています。インデックス登録は保証されておらず、Googleが処理したページがすべて登録されるとは限りません。

同じページは、インデックス登録に関する一般的な問題として、次の3つを挙げています。

  1. ページのコンテンツの品質が低い
  2. Robots meta ルールによってインデックス登録が禁止されている
  3. ウェブサイトのデザインが原因でインデックス登録が困難になっている

このうち2の noindex は、「ページ インデックス登録」レポートでは「URL に noindex が指定されています」という別の理由の行に入ります。robots.txt でクロールを止めている場合も、「URL が robots.txt によってブロックされています。」という別の行です。そのため「クロール済み - インデックス未登録」の行に入っているURLは、主に1の中身の問題か、3のサイトの作りの問題として切り分けます。

ヘルプ「ページ インデックス登録レポート」にも、サイトのすべてのURLが登録されるわけではないと書かれています。理由の例は、重複しているURLと、意味のある情報が含まれていないURLです。重複については、「Google 検索の仕組み」が手順を説明しています。Googleは似た内容のページをグループにまとめ、代表の1ページを正規ページに選びます。検索結果に出る可能性があるのは、選ばれた正規ページです。

この記事では、このステータスの原因を次の2系統に分けて扱います。

  • 中身の系統:そのページだけが持つ情報が少ない、他のページと内容が近い
  • サイトの作りの系統:同じ内容が複数のURLで開ける、サイト内からリンクされていない、機械的に生成されたURLが多い

原因の切り分け:レポートのURLを4つに仕分ける

手順1:レポートを「送信済みページ」に絞る

「ページ インデックス登録」レポートの上部には、サイトマップのフィルタがあります。ヘルプに載っている選択肢は「すべての既知のページ」(初期値)、「すべての送信済みページ」、「未送信ページのみ」、特定のサイトマップURLの4つです。

最初は「すべての送信済みページ」を選びます。サイトマップに載せたURLは、サイト側が検索に出したいと伝えたURLです。ここに「クロール済み - インデックス未登録」が残っていれば、優先して見る対象になります。次に「未送信ページのみ」に切り替えます。サイトマップに載せていないのにGoogleが見つけたURLが並び、意図せず生まれているURLを洗い出せます。

手順2:理由の行を開き、URLの例を書き出す

「ページがインデックスに登録されなかった理由」の表で「クロール済み - インデックス未登録」の行をクリックすると、詳細ページが開きます。影響を受けたページ数の推移のグラフと、URLの例の表が表示されます。

ヘルプによると、例の表は1,000行までで、そのステータスのURLがすべて表示されるとは限りません。件数が大量に出ている場合も、表に出ているURLを型ごとに仕分ければ、傾向はつかめます。

手順3:URLを4つの型に分ける

書き出したURLを、この記事では次の4つの型に分けます。Googleのレポートにある分類ではなく、直すか放置するかを決めるための整理です。

  1. 本命ページ:サービス紹介、記事、商品など、検索に出したいページ
  2. 同じ内容の別URL:末尾のスラッシュ違い、パラメータ付き(?sort= や ?utm_ など)、http と https、www の有無など
  3. 一覧や付属のURL:ページ送りの2ページ目以降、タグやアーカイブの一覧、検索結果ページ、フィードなど
  4. 役目を終えたページ:終了したキャンペーン、古いお知らせ、中身がほとんどない下書き同然のページ

4つの型ごとに、次の判断表で直すか放置するかを決めます。

直すか放置するかの判断表

URLの型検索に出したいか判断やること
本命ページ出したい直す中身の見直し、内部リンクの追加、正規URLの確認(次の章の手順)
同じ内容の別URL出したいのは代表の1本だけ代表を整える。別URLは放置でよいスラッシュ違い、http と https、www の有無は、代表のURLへリダイレクトする。パラメータ付きのURLには、代表のURLを指す rel="canonical" を入れる。サイト内リンクとサイトマップは代表のURLに統一する
一覧や付属のURL多くは出さなくてよい放置でよい検索に出したい一覧だけを本命ページとして扱い、それ以外は手を入れない
役目を終えたページ出さなくてよい放置、または整理残す理由がなければ、内容を関連する本命ページにまとめ、そのページへリダイレクトする

判断の軸は1つで、そのURLが検索結果に出た時に、探している人の役に立つかです。役に立つページが登録されていないなら直します。役に立たないURLが登録されていないのは、Googleの判断とサイトの意図が一致している状態です。

直すと決めたページの直し方(4つの手順)

手順1:URL検査で、Googleがどう扱っているかを見る

Search Consoleの「URL検査」に、本命ページのURLを入力します。結果の「ページのインデックス登録」の中で、次の2か所を確かめます。

  • 前回のクロール:Googleが最後にそのページをクロールした日時です。直した日より前なら、Googleはまだ古い版を見ています
  • ユーザーが指定した正規 URL と Google が選択した正規 URL:2つが違う場合、Googleは別のURLを代表に選んでいます。検索の対象になるのは、Googleが選んだ側です

正規URLがずれていたら、先に判断表の2行目の作業で代表のURLを整えます。中身を直すのはその後です。

手順2:技術的な指定を1ページずつ確かめる

中身に手を入れる前に、ページに入っている指定を点検します。見るのは次の5点です。

  • canonical が入っているか、どのURLを指しているか
  • noindex が残っていないか
  • h1 が1つあるか
  • 本文の量が極端に少なくないか
  • sitemap.xml があるか

この5点は、無料SEO診断にURLを入れれば、その場で一覧になります。診断は16項目を1ページずつ判定し、上の5点はすべて診断項目に含まれます。インデックスの登録状況そのものは、Search Consoleの側で確かめます。

手順3:中身を見直す

技術的な指定に問題がなければ、ページの中身を見直します。物差しには、Google検索セントラルの「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」(2026年10月7日更新の日本語版)のセルフチェックが使えます。そこから、このステータスの見直しに向く問いを3つ選びます。

  • 「コンテンツは、独自の情報、レポート、研究、分析を提供していますか。」
  • 「コンテンツには、特定のトピックに対して実質的な内容を伴う詳細または包括的な説明が記載されていますか。」
  • 「コンテンツが他のソースを参考にしたものである場合は、単なるコピーや書き換えではなく、付加価値とオリジナリティを十分に示すものですか。」

具体的な直し方は、ページの役目で変わります。サービス紹介なら、料金や対応範囲、申し込みの流れなど、そのページにしかない事実を書き足します。サイト内に同じ話題のページが複数あるなら、1本にまとめて、残りは代表のページへリダイレクトします。文字数を増やすこと自体は目的にしません。問いに答えられる中身があるかで判断します。

手順4:サイト内からリンクを張り、サイトマップを整える

Google検索セントラルの「Google のリンクに関するベスト プラクティス」(2025年12月31日更新の日本語版)は、リンクの役割を説明しています。Googleはページの関連性の判断と新しいページの発見に、リンクをシグナルとして使う、という説明です。同じページは、関心のあるすべてのページに、同じサイトの別のページから少なくとも1本のリンクを張ることを勧めています。Googleがたどれるのは、通常、href 属性を持つ <a> 要素のリンクです。

本命ページへのリンクを、関連する記事やサービスページ、上位の一覧ページから張ります。あわせて、サイトマップにそのページが代表のURLで載っているかを確かめます。サイトマップの点検項目は、AI Overviewsに引用されない原因は、まずインデックスの「サイトマップの点検」の節にまとめています。

放置でよいURLの扱い

判断表で「放置でよい」としたURLは、ステータスが残ったまま手を入れません。作業の目的は、レポートの件数を減らすことより、検索に出したいページを登録させることにあります。

手を入れる価値があるのは、不要なURLがサイトの作りから生まれ続けている場合です。たとえば、並び替えのパラメータが付いたURLにサイト内リンクが張られている場合です。テスト用のページが公開側に残っている場合も同じです。その時は、生まれている元の側を直します。サイト内リンクを代表のURLに向け直し、テスト用のページは公開側から外します。

直した後の確認:URL検査と再送信

公開 URL をテストする

直した後は、URL検査の「公開 URL をテスト」を押します。ヘルプによると、このテストで確認されるのは、Googleのツールがページにアクセスできるかどうかだけです。よい結果が出ても、検索結果への掲載は保証されません。中身の見直しが評価されたかどうかは、このテストでは分かりません。

インデックス登録のリクエストは、直したページに1回だけ

中身を直した本命ページは、URL検査の「インデックス登録をリクエスト」で、Googleに再クロールを依頼できます。ヘルプには、送れるリクエストの数に1日あたりの上限があると書かれています。送ってもインデックスに表示されるとは限らない、という記載もあります。

送るかどうかは、次の3通りで決めます。

  • 中身を直していないURL:送らない。ヘルプも、このステータスのクロールのリクエストは再送信する必要がないとしています
  • 中身を直した重要なページ:1ページにつき1回送る
  • 直したページが多い場合:サイトマップを使う。更新したページは <lastmod> に正確な日付を入れて送信する

レポートで「修正を検証」を使う

詳細ページに「修正を検証」が表示されている場合は、該当するURLをすべて直した後に押します。ヘルプによると、検証は通常2週間ほどで終わり、それより長くかかることもあります。検証に合格するか不合格になるまで、もう一度押さないよう書かれています。

確かめる順番

  1. URL検査の「前回のクロール」が、直した日より後の日時になったか
  2. 結果の一番上が「URL は Google に登録されています」に変わったか
  3. 「Google が選択した正規 URL」が、検索に出したいURLと同じか
  4. 「ページ インデックス登録」レポートで、「クロール済み - インデックス未登録」の詳細ページのURLの例から、そのURLが外れたか

1が古い日時のままなら、Googleはまだ直した版を読んでいません。その段階で中身を何度も書き換えると、どの変更が効いたのかを追えなくなります。前回のクロールの日時が更新されるのを待ってから、2〜4を確かめます。

チェックリスト(6項目)

「クロール済み - インデックス未登録」が出たら、次の6つを順に確かめます。

  1. レポートを「すべての送信済みページ」に絞り、検索に出したいURLがこのステータスに入っているか
  2. 書き出したURLを、本命・同じ内容の別URL・一覧や付属・役目を終えたページの4つに分けたか
  3. 本命ページの「Google が選択した正規 URL」が、自分の出したいURLと同じか
  4. canonical、noindex、h1、本文の量を1ページずつ点検したか
  5. 中身をセルフチェックの問いで見直し、サイト内からのリンクとサイトマップを整えたか
  6. 直したページだけリクエストを1回送り、「前回のクロール」の更新を待ってから結果を見たか

FAQ — よくある質問

よくある質問

Q.01「クロール済み - インデックス未登録」は放置しても大丈夫ですか+

検索に出す必要のないURLなら、手を入れずにそのまま残します。Search Consoleのヘルプにも、サイトのすべてのURLが登録されるわけではないと書かれています。検索に出したいページがこのステータスに入っている場合は、中身と内部リンクを見直します。

Q.02なぜクロールされたのにインデックスに登録されないのですか+

Googleは「Google 検索の仕組み」で、インデックス登録に関する一般的な問題を3つ挙げています。コンテンツの品質、Robots meta ルールによる禁止、サイトのデザインです。noindex と robots.txt はレポートで別の理由の行に入ります。このステータスでは、中身の問題か、同じ内容の別URLなどサイトの作りの問題として切り分けます。

Q.03原因を調べる時、最初に何を見ればよいですか+

「ページ インデックス登録」レポートを「すべての送信済みページ」に絞り、このステータスに入っているURLを書き出します。そのうえで、検索に出したいページかどうかで仕分けます。出したいページは、URL検査で「Google が選択した正規 URL」を確かめます。

Q.04大量に出ている時はどうすればよいですか+

件数より、URLの型を見ます。詳細ページのURLの例を書き出し、4つの型に分けます。本命ページ、同じ内容の別URL、一覧や付属のURL、役目を終えたページの4つです。例の表は1,000行までで、すべてのURLが表示されるとは限りませんが、型の傾向は読み取れます。

Q.05インデックス登録のリクエストを何度も送れば登録されますか+

ヘルプには、このステータスのクロールのリクエストを再送信する必要はないと書かれています。リクエストには1日あたりの上限があり、送っても登録されるとは限りません。中身を直したページに1回送り、前回のクロールの日時が更新されるのを待ちます。

Q.06「検出 - インデックス未登録」とは何が違いますか+

「検出 - インデックス未登録」は、Googleがページを見つけたものの、まだクロールしていない状態です。「クロール済み - インデックス未登録」は、クロールしたうえで登録しなかった状態です。前者は時間をおいて状況を確かめ、後者はページの中身と同じ内容の別URLを見直します。


出典

確認日はすべて 2026年10月17日

出典の確認日:2026年10月17日/最終更新:2026年10月21日/執筆:株式会社KBTイノベーション